top of page

動画制作の内製化を成功させる完全ガイド|費用・手順・注意点まで解説

  • 4月1日
  • 読了時間: 9分
「動画をもっと気軽に量産したい。でも外注するたびにコストがかさむ……」そんな悩みを抱える広報・マーケティング担当者の方は、年々増えています。
SNS運用や採用活動で動画の需要が高まる一方、制作会社への外注費用は1本あたり30〜100万円を超えることも珍しくありません。「だったら自社でつくれないか?」と内製化を検討するのは、とても自然な発想です。
ただし、内製化には「思っていたよりコストがかかった」「クオリティが出ず社内から不満が出た」という落とし穴もあります。成功させるためには、正しい知識と準備が欠かせません。
この記事では、動画制作の内製化を検討している企業の担当者に向けて、内製化のメリット・デメリット、向いている動画の種類、必要な機材と費用、段階的な進め方まで、現場目線でわかりやすく解説します。外注との比較表も用意しましたので、ぜひ御社の判断材料にしてください。


≫ この記事で分かること




≫ 動画制作の内製化とは?まず基本を整理しよう


person filming man standing near elevator inside room


内製化の定義と広がる背景


動画制作の内製化とは、これまで外部の制作会社に依頼していた動画の企画・撮影・編集を、自社の社員やチームで行うことを指します。
近年、スマートフォンのカメラ性能の向上や、Adobe Premiere Pro・DaVinci Resolveなどの編集ソフトの普及によって、専門的な機材がなくてもある程度のクオリティを出せる環境が整ってきました。採用動画・社内研修動画・SNS用の短尺動画など、幅広い用途で内製化の動きが広まっています。


内製化と外注、どう違う?


内製化と外注の最大の違いは「コントロールの度合い」です。外注では制作会社のスケジュールや工程に合わせる必要がありますが、内製化では自社のペースで制作・修正が可能になります。
一方で、クオリティの担保や人材確保という課題は、内製化特有のハードルです。どちらが正解かは会社の規模や目的によって異なりますが、「まずは内製化できる動画から始めて、重要なコンテンツは外注する」というハイブリッド運用が現実的な選択肢として注目されています。



≫ 内製化のメリット・デメリットを正直に伝えます


Man working on laptop with camera on table


内製化の3つのメリット


内製化には、コスト面以外にも大きなメリットがあります。
  • スピード感:企画から公開まで最短3〜5営業日で対応できるケースもあります

  • コスト削減:長期的に見ると、外注費の大幅な削減につながります

  • ブランドの一貫性:社内で制作するため、社風やトンマナを細部まで反映しやすくなります


特に、SNS向けの短尺動画や社内向け研修動画のように「高頻度で更新が必要なコンテンツ」では、スピードの優位性が際立ちます。


内製化の3つのデメリット


一方で、見落とされがちなリスクも正直にお伝えします。
  • 初期コストがかかる:カメラ・照明・マイク・編集ソフトの導入費用として50〜150万円程度が必要になることがあります

  • 人材育成に時間がかかる:撮影・編集スキルが身につくまで3〜6ヶ月は見ておく必要があります

  • クオリティの限界:採用動画や展示会用の映像など、企業の顔となるコンテンツには外注レベルのクオリティが求められます



💬 現場の声

現場の声:「内製化したら楽になると思っていたのに、担当者が兼務で疲弊してしまった」という企業からの相談が、Heatには多く寄せられています。体制づくりをセットで考えることが重要です。




≫ 内製化に向いている動画・向いていない動画の見分け方


selective focus photography of camera


内製化と相性が良い動画の種類


すべての動画を内製化しようとすると、クオリティと工数のバランスが崩れてしまいます。まずは「内製化しやすい動画」から始めるのが、成功の鍵です。


動画の種類

内製化の適性

理由

SNS用ショート動画

◎ 高い

簡易な機材でOK、更新頻度が高い

社内研修・マニュアル動画

◎ 高い

内部向けのためクオリティ基準が低め

社内イベント・密着動画

○ 中程度

社内の人間が撮る方が自然な場面も

採用動画(会社紹介)

△ 低い

求職者向けのため高品質が必要

展示会・プロモーション動画

× 難しい

企業ブランドに直結、技術力が必須

代表メッセージ動画

△ 低い

照明・音声の品質が信頼感に影響


社内向けコンテンツや高頻度更新が必要な動画は内製化向き、採用・展示会・ブランディング動画は外注に任せる——この線引きが、ハイブリッド運用の基本的な考え方です。


内製化すべきでない動画のサイン


「外注に頼んだ方がいい」と判断できるサインはいくつかあります。
  • 経営者や役員が出演する、企業イメージを左右するコンテンツ

  • 展示会・採用フェアなど、対外的に使用する機会が多い動画

  • ナレーション・BGM・アニメーションなど、高度な演出が必要な動画


このような動画は、たとえ内製化のスキルが上がってきた段階でも、プロの目線を入れた方が結果的にROIが高くなります。



≫ 内製化に必要な機材と費用の目安


man capturing a photo


最低限必要な機材リスト


内製化をスタートするにあたって、最低限揃えたい機材をご紹介します。初期費用の目安もあわせて記載しました。


機材

具体例

費用の目安

カメラ

ミラーレス一眼(Sony ZV-E10など)

50,000〜150,000円

マイク

ガンマイク or ラベリアマイク

15,000〜50,000円

照明

LEDパネルライト×2灯

20,000〜60,000円

三脚・スタビライザー

基本的な三脚+手持ちジンバル

15,000〜40,000円

編集PC

動画編集対応モデル

150,000〜250,000円

編集ソフト

Adobe Premiere Pro(月額)など

月額3,000〜7,000円


合計すると、最低でも25〜55万円程度の初期投資が必要です。高品質を目指すなら100万円前後になるケースもあります。


人材育成にかかる時間とコスト


機材だけでなく、人材育成のコストも見落としがちなポイントです。
基本的な撮影・編集スキルを習得するまでの目安として、社内研修や外部セミナーへの参加費用(1人あたり5〜20万円)と、実務で慣れるまでの3〜6ヶ月の習得期間を想定しておくとよいでしょう。担当者が兼務の場合は、さらに時間がかかることも少なくありません。


✏️ ポイント

ポイント:内製化の「本当のコスト」は機材代だけではありません。人件費・育成費・試行錯誤のロスタイムを含めて試算することが、成功への第一歩です。




≫ 内製化を成功させるための進め方・ステップ


woman in white t-shirt and blue denim shorts sitting on brown wooden seat


ステップ1:目的と対象動画を明確にする


いきなり「全部内製化しよう」と動くのは、失敗のもとです。まず「どんな動画を・どれくらいの頻度で・どのクオリティで作るか」を明確にしましょう。
  1. 現在外注している動画をすべてリストアップする

  2. 各動画の目的・公開場所・視聴者を整理する

  3. 内製化に向いている動画を選別する(前章の表を参照)

  4. 年間制作本数と予算のバランスを試算する


ステップ2:体制と担当者を決める


内製化で最も重要なのが「誰がやるか」の問題です。専任担当者を置けるかどうかが、継続できるかどうかを大きく左右します。
  • 専任1名体制:月5〜10本程度の制作が可能な目安

  • 兼任体制:月2〜3本が現実的な上限

  • 外部ディレクター活用:社内スタッフで撮影し、編集のみ外部委託するハイブリッドも有効


ステップ3:小さく始めてPDCAを回す


最初から完璧を目指す必要はありません。まずは社内研修動画や社内報用の動画など、「失敗しても影響が少ないコンテンツ」からスタートしましょう。
制作→公開→フィードバック→改善というサイクルを3〜6ヶ月繰り返すことで、御社に合ったワークフローが見えてきます。ある程度慣れてきたら、対外向けコンテンツへと範囲を広げていく流れが理想的です。



≫ 内製化と外注、費用を比較してみると


man in black suit jacket using video camera


外注との費用比較表


内製化と外注、どちらが得かは「制作本数」によって変わります。目安として、以下の比較表を参考にしてください。


比較項目

内製化

外注(制作会社)

初期費用

25〜100万円(機材・PC等)

ほぼ0円

1本あたりの制作費

人件費のみ(3〜10万円相当)

30〜100万円(内容により異なる)

年間10本制作した場合の総コスト

初期費用含め60〜200万円程度

300〜1,000万円程度

制作期間

最短3〜5営業日

3〜8週間が目安

クオリティ

担当者のスキルに依存

プロレベルの品質

修正対応

即日〜2〜3日

3〜5営業日が目安


年間10本以上の動画制作が必要なら、内製化のROIが見えてきます。一方、年間5本未満であれば、外注の方がトータルコストを抑えられるケースが多いでしょう。


ハイブリッド運用という第3の選択肢


「完全内製化」か「完全外注」かの二択ではなく、両者を組み合わせるハイブリッド運用も有効です。たとえば——
  • 日常的なSNS動画・研修動画:内製化で対応

  • 採用動画・展示会映像・ブランド動画:外注に依頼


このような分け方をすることで、コストを抑えながらも重要なコンテンツのクオリティを維持できます。内製化を検討する際は、ぜひこのハイブリッド視点も持っておいてください。



≫ よくある質問


Q1. 動画制作の内製化にかかる初期費用はいくらくらいですか?


最低限の機材(カメラ・マイク・照明・三脚)と編集PC、ソフトウェアを揃えた場合、25〜55万円程度が目安です。高品質な映像を目指す場合は100万円前後になることもあります。また、機材代だけでなく、担当者の育成費用(5〜20万円程度)も合わせて予算に組み込んでおくと安心です。


Q2. 内製化したとき、採用動画もクオリティよく作れますか?


採用動画は求職者に向けた企業の顔となるコンテンツのため、照明・音声・編集のクオリティが応募数や印象に直結します。内製化チームが育ってきた段階でも、「採用動画だけは外注する」という判断をされている企業は多いです。ハイブリッド運用の考え方で、重要度の高い動画はプロに任せることをおすすめします。


Q3. 内製化の担当者は専任にする必要がありますか?


理想は専任担当者を置くことですが、難しい場合は「撮影担当」と「編集担当」を分けて兼務させる方法もあります。ただし、兼務体制では月2〜3本が現実的な上限です。制作本数が増えてきた段階で、専任化や外部パートナーとの連携を検討することをおすすめします。


Q4. 内製化と外注を併用するハイブリッド運用はうまくいきますか?


多くの企業でうまく機能している運用方法です。SNS動画や社内研修動画は内製化、採用動画や展示会映像は外注するという棲み分けが一般的です。外注先の制作会社と長期的な関係を築いておくことで、スムーズに連携できる体制が整います。



≫ まとめ


動画制作の内製化についてまとめると、「全部自社でやろうとしない」ことが成功の大前提です。
  • 内製化に向いている動画(SNS・研修)とそうでない動画(採用・展示会)を見極める

  • 初期費用は25〜100万円程度を想定し、人材育成のコストも忘れずに試算する

  • 小さく始めて3〜6ヶ月でワークフローを固める

  • 重要なコンテンツは外注と組み合わせるハイブリッド運用が現実的な最適解


内製化は、正しく進めれば年間コストの大幅な削減とスピードアップを実現できます。一方で、「どこまで内製化すべきか」の判断を誤ると、担当者の負担増やクオリティの低下を招くこともあります。
Heat株式会社では、採用動画・会社紹介動画・研修動画・展示会動画など、企業向けの動画制作を企画から納品まで一貫してサポートしています。「内製化を進めたいが、重要な動画だけプロに頼みたい」「何から始めればいいか相談したい」という方も、まずはお気軽にご相談ください。
[お問い合わせはこちら](https://www.heat-production-inc.com/contact)



 
 
 

コメント


bottom of page