top of page

動画編集のコツ15選|企業担当者が押さえておきたい基本と実践テクニック

  • 3月30日
  • 読了時間: 9分
「せっかく撮影したのに、編集したら思ったより伝わらない動画になってしまった…」
そんな経験をされた企業担当者の方は、少なくないのではないでしょうか。
動画の品質は、撮影だけでなく編集の巧拙で大きく変わります。
テロップの見やすさ、カットのリズム、BGMの使い方——こうした細かな積み重ねが、
視聴者の「最後まで見たい」という気持ちを左右するのです。
この記事では、採用動画・会社紹介動画・研修動画など企業向けコンテンツを数多く手がけてきたHeat株式会社が、
動画編集のコツを15の具体的なポイントに整理してお伝えします。
「自社で編集に挑戦したい」という方にも、「プロへの発注の際に品質をチェックしたい」という方にも
きっと役立つ内容になっています。ぜひ最後まで読んでみてください。


≫ この記事で分かること




≫ 動画編集の基本を理解する


flat screen monitor


編集の具体的なコツに入る前に、まず「動画編集の役割」を確認しておきましょう。


動画編集が果たす3つの役割


動画編集とは、素材映像を整理・加工して、視聴者に伝わる作品に仕上げる作業です。
大きく分けると3つの役割があります。
  • 不要な部分を取り除く:カット・トリミングによって映像をテンポよく整える

  • 情報を補足する:テロップ・ナレーション・図解などで内容を補う

  • 雰囲気を演出する:BGM・カラーグレーディング・エフェクトで世界観を作る


この3つを意識するだけで、編集の方向性がぐっと明確になります。


編集前に「完成イメージ」を言語化する


闇雲に編集を始めると、途中で方向性がブレてしまいがちです。
編集に入る前に、以下の点を整理しておきましょう。
  1. 誰に見せる動画か(ターゲット)

  2. 何を伝えたいか(メッセージ)

  3. 視聴後に何をしてほしいか(行動喚起)


この「三点セット」を決めておくと、カットの取捨選択やテロップの内容がスムーズに決まります。
特に採用動画や会社紹介動画では、この整理を怠ると「何を言いたいのかわからない動画」になりやすいので注意が必要です。


完成尺の目安を先に決める


「気づいたら10分の動画になってしまった」というのは、企業動画でよくある失敗です。
視聴目的ごとに、完成尺の目安を事前に設定しておくことをおすすめします。


動画の種類

推奨尺の目安

採用動画(SNS・求人サイト掲載)

1〜3分

会社紹介動画(展示会・商談用)

3〜5分

研修動画(1トピックあたり)

5〜10分

展示会ループ映像

2〜4分


尺が決まると編集の密度も自然と定まり、テンポの良い動画に仕上がりやすくなります。



≫ カット編集のコツ|テンポと流れを作る技術


Apple iMac and Apple Magic Mouse and Keyboard on table


動画編集の核心は「カット」にあります。
どこを残してどこを切るか——この判断が、動画のテンポと視聴者の集中力を大きく左右します。


間(ま)と沈黙を恐れない


初心者がよくやりがちな失敗が、「沈黙を全部切ろうとする」ことです。
会話や説明の間にある自然なポーズは、視聴者が情報を処理するための時間でもあります。


✏️ ポイント

ポイント: 「0.5〜1秒の間」はあえて残すと、発言に重みが生まれます。重要なメッセージの前後は特に意識しましょう。


一方で、3秒以上の無音・無動作は基本的にカットの対象です。
「なんとなく長い」と感じる箇所は、視聴者も同じように感じています。


アクションカットで動きをつなぐ


人物の動きや物の動作の「途中」でカットをつなぐ技法を「アクションカット」と言います。
たとえば、ドアを開ける途中でカットし、次のカットでは別アングルから開け終わる瞬間をつなぐ——こうすることで、動きが途切れることなくスムーズに見えます。
企業動画では、社員が歩いているシーンや機械の操作シーンなどで活用できます。
慣れるまでは意識的に使ってみてください。


Jカット・Lカットで聴覚をリードする


映像と音声を同時にカットするのではなく、片方を少し先に始めるのが「Jカット」と「Lカット」です。
  • Jカット:次のカットの音声を先に流し、映像があとからついてくる

  • Lカット:現在のカットの音声を引っ張りながら、映像だけ次のカットに移る


ナレーションや会話が続く動画に使うと、繋ぎ目が自然になります。
企業動画の品質を上げたいときに、ぜひ意識してみましょう。



≫ テロップ・字幕のコツ|読みやすさが視聴完了率を上げる


men's black jacket screenshot


スマートフォンで動画を見るユーザーの多くは、音声をオフにして視聴しています。
テロップの出来が、そのまま「伝わるかどうか」に直結すると言っても過言ではありません。


フォント・サイズ・色のルール


テロップを入れるときに迷いやすいのが「デザインのルール」です。
以下の基本を守るだけで、見やすさが格段に上がります。
  • フォント:ゴシック体・サンセリフ系が読みやすい(明朝体は避ける)

  • 文字サイズ:画面高さの5〜8%を目安に(小さすぎると読めない)

  • 文字色:白文字+黒縁取りが最も汎用的で読みやすい

  • 1行の文字数:15〜20字以内に収める


背景映像が明るい場合は白文字が埋もれることがあります。
半透明の帯(バー)を敷くか、文字に影をつけて対処しましょう。


テロップの表示タイミングを揃える


テロップが映像や音声とズレていると、視聴者は違和感を覚えます。
話し言葉と同期させる場合は±2フレーム(約0.07秒)以内の精度を目指しましょう。


⚠️ 注意点

注意点: テロップが早すぎると読む前に消え、遅すぎると音声と噛み合わず不自然に見えます。必ず実機(スマートフォン含む)でプレビュー確認を行ってください。


強調テロップと補足テロップを使い分ける


テロップには大きく2種類があります。
  1. 強調テロップ:話者の発言をそのまま文字起こしするもの(インタビュー動画など)

  2. 補足テロップ:映像では伝えきれない情報を追記するもの(商品名・数値・注釈など)


この2種類をデザインで明確に区別すると、情報の優先度が視覚的に伝わります。
フォントサイズや色を変えるだけでも十分な差別化ができます。



≫ BGM・効果音のコツ|音で動画の印象は変わる


shallow focus photography of audio mixer


「映像は良いのに、なんとなく安っぽい」と感じる動画の多くは、BGMの選び方と使い方に問題があります。
音は映像と同等、場合によってはそれ以上に視聴者の感情に作用します。


BGM選びで守りたい3つの基準


BGMを選ぶときは、以下の3点を確認してください。
  • 目的との整合性:採用動画なら「前向き・爽やか」、研修動画なら「落ち着いた・集中できる」

  • ボリュームバランス:BGMはナレーション・会話の10〜20%程度の音量に抑える

  • 著作権:商用利用可能なライセンスを必ず確認する(無断使用は法的リスクがある)


商用利用可能な音楽素材サービスは複数ありますが、費用は月額1,500〜5,000円程度が相場です。
一度契約しておくと、複数の動画プロジェクトで使い回せるので経済的でしょう。


場面転換に効果音を活用する


章の切り替わりや重要なメッセージが出るタイミングに、短い効果音(SE)を入れると、
視聴者の注意を引きつけることができます。
ただし、使いすぎは逆効果です。1動画あたり3〜5箇所程度に絞り、メリハリをつけましょう。


フェードイン・フェードアウトを必ず入れる


BGMが突然始まったり突然終わったりすると、非常に不自然な印象になります。
動画の冒頭と末尾では、0.5〜1秒のフェードイン・フェードアウトを必ず設定してください。
シーン転換時のBGM切り替えにも同様の処理を施すと、プロらしい仕上がりになります。



≫ カラーグレーディングのコツ|色で世界観を統一する


turned on iMac and Apple Magic Keyboard and mouse on table


カラーグレーディングとは、映像の色調を整える作業のことです。
「なんとなく映像がくすんでいる」「各カットで色味がバラバラ」——こうした問題を解決できます。


まずカラーコレクションで基準を揃える


カラーグレーディングの前段階として、「カラーコレクション(色補正)」があります。
複数のカメラ・ロケーションで撮影した素材は、色温度や露出がバラバラになりがちです。
  1. 各カットの明るさ(輝度)を均一に整える

  2. ホワイトバランスを揃えて「白」を白く見せる

  3. 肌色が自然に見えるかを確認する


この3ステップで素材の「ベースライン」を整えてから、世界観の演出に入りましょう。


LUTを使ってトーンを統一する


LUT(ルックアップテーブル)とは、映像の色調を一括で変換するプリセットのことです。
一度お気に入りのLUTを決めてしまえば、複数のカットに同じトーンを素早く適用できます。


💬 現場の声

現場の声: Heatでは企業ごとにブランドカラーやコーポレートイメージに合ったトーンを設定しています。「清潔感のある明るい映像」「重厚感のある落ち着いたトーン」など、ご要望に合わせて調整しています。


彩度と明度の調整でメッセージを強化する


  • 彩度を上げる → 活気・エネルギッシュな印象

  • 彩度を下げる → 落ち着き・信頼感のある印象

  • 明度を上げる → 清潔感・ポジティブな印象

  • 明度を下げる → 高級感・シリアスな印象


採用動画なら明るめのトーン、インタビュー系の動画なら落ち着いたトーンが適していることが多いです。
御社のブランドイメージに合った調整を心がけましょう。



≫ 企業動画を外注した場合の費用・期間の目安


編集を自社で対応するか、プロに依頼するかを判断するためにも、費用感は把握しておきたいところです。
Heat株式会社が手がける企業向け動画の目安をご参考にどうぞ。


動画の種類

制作費用の目安

納品までの期間

採用動画(1〜3分)

30〜80万円

3〜5週間

会社紹介動画(3〜5分)

40〜100万円

4〜6週間

研修動画(5〜10分/本)

20〜50万円

2〜4週間

展示会ループ映像(2〜4分)

25〜60万円

3〜5週間


※費用は撮影日数・出演者数・アニメーションの有無などによって変動します。
まずはお気軽にご相談いただければ、御社の状況に合わせたお見積もりをご案内します。


✏️ ポイント

チェックポイント: 編集作業のみを依頼する場合は、上記の30〜40%程度が目安になることが多いです。素材の状態(撮影済みか未撮影か)によっても変わるため、事前にご確認ください。




≫ 編集作業を効率化するためのコツ


動画編集は時間がかかる作業です。効率化のポイントを押さえておくと、
担当者の負荷を減らしながら品質を保てます。


プロジェクトフォルダの整理から始める


素材の管理が雑だと、編集中に「あのカットどこいった?」という事態が起きます。
フォルダは以下の構成を基本にしましょう。



 
 
 

コメント


bottom of page