top of page

動画台本の作り方完全ガイド|企業担当者が押さえるべき構成と7つのステップ

  • 3月30日
  • 読了時間: 9分
「動画を作りたいけど、台本ってどう書けばいいんだろう?」
そう思いながら、白紙のドキュメントを前に手が止まってしまった経験はないでしょうか。
採用動画や会社紹介動画を任された担当者の方から、まさにこの悩みをよく耳にします。
動画の出来栄えは、撮影や編集の前に台本の質でほぼ決まると言っても過言ではありません。
この記事では、企業向け動画の台本を初めて書く方でも迷わないよう、構成の考え方から7つの作成ステップ、よくある失敗例まで丁寧に解説します。
読み終えたときには、台本作りの全体像がつかめるはずです。


≫ この記事で分かること




≫ 動画台本が重要な理由とは?


black iMac, Apple Magic Keyboard, and Apple Magic Mouse


動画制作において、台本は「設計図」に相当します。
設計図なしに家を建てようとすれば、必ずどこかでやり直しが発生するように、台本なしの撮影も現場で混乱が起きがちです。


台本がないと起こる3つのリスク


  • 撮り直しのコストが増える:「言いたいことが伝わらなかった」という理由で再撮影になれば、追加費用が発生します

  • 視聴者に伝わらない動画になる:言いたいことが多すぎてとりとめのない内容になりやすいでしょう

  • 出演者が困る:何を話せばいいか分からないまま本番を迎えると、表情や話し方にも影響が出ます



✏️ ポイント

台本は「自分のために書くもの」ではなく、「視聴者に届けるメッセージを整理するもの」です。この視点を忘れないでください。


台本と絵コンテの違いを理解しよう


台本と混同されやすいのが「絵コンテ(ストーリーボード)」です。
台本はセリフや語り、テロップなど音声・テキストの設計書になります。
絵コンテはカットごとの映像イメージを視覚化したもので、台本をもとに作成するケースが一般的です。
まず台本を完成させ、その後に絵コンテへ落とし込む流れが、現場でも多く採用されています。



≫ 動画台本を作る前に確認すべき3つの前提


three women sitting on chairs front of table


台本を書き始める前に、いくつかの「前提」を固めておく必要があります。
ここを曖昧にしたまま進めると、後で大幅な修正が必要になることも多いでしょう。


誰に・何を・どう伝えるかを言語化する


台本作りの出発点は、以下の3つを言葉にすることです。
  1. ターゲット:誰が見る動画なのか(例:20代の就職活動生、取引先の購買担当者)

  2. 目的:視聴後にどんな行動をしてほしいのか(例:エントリーする、問い合わせをする)

  3. メッセージ:一番伝えたいことは何か(例:「この会社は成長できる環境がある」)


この3つが定まらないまま書き始めると、あれもこれもと詰め込みすぎた台本になりがちです。


動画の尺(長さ)を先に決める


台本の文字数は、動画の尺と直結します。
目安として覚えておきたいのは、1分間 ≒ 300〜350字という基本値です。


動画の長さ

台本の目安文字数

用途例

1分

約300〜350字

SNS広告・ティザー動画

2〜3分

約600〜1,000字

採用動画・サービス紹介

5分

約1,500〜1,750字

会社紹介・研修動画

10分以上

約3,000字〜

展示会向け・詳細説明動画


最初に尺を決めておくことで、台本の「情報量の上限」が自然と定まります。


ナレーション型か出演者型かを選ぶ


台本の書き方は、誰が話すかによって変わります。
  • ナレーション型:声優やアナウンサーが読み上げる形式。文章を書くように台本を作れる

  • 出演者型(社員・役員など):実際に出演する人のしゃべり方に合わせた台本が必要になる


出演者型の場合は、その人が自然に話せるよう、話し言葉ベースで書くのがポイントです。



≫ 動画台本の基本構成とは?


Woman sitting on floor filming herself with camera.


多くの企業動画に共通する、台本の基本的な構成を押さえましょう。
構成を先に決めておくと、書くスピードが格段に上がります。


「つかみ→本題→締め」の3部構成が基本


企業向け動画の台本は、シンプルに3つのパートで考えると整理しやすいでしょう。
  1. つかみ(冒頭10〜15秒):視聴者の興味を引く問いかけや課題提示

  2. 本題(中盤):伝えたいメッセージ・情報を順番に届けるパート

  3. 締め(ラスト10〜15秒):行動喚起(CTA)と印象づけのまとめ


冒頭の10〜15秒で視聴者の心をつかめるかどうかが、最後まで見てもらえるかの分岐点です。
ここに全力を注いでください。


企業動画タイプ別の構成パターン


動画の種類によって、中盤の構成は変わります。
採用動画の場合:
  • 課題感の提示(「就活、どう選ぶ?」)

  • 会社の雰囲気・社員インタビュー

  • 働く環境・成長機会の紹介

  • エントリーへの誘導


会社紹介動画の場合:
  • 会社のビジョン・ミッション

  • 事業内容の説明

  • 実績・導入事例

  • 問い合わせへの誘導


構成パターンを事前に決めておくと、台本の「骨格」が安定しやすくなります。



≫ 動画台本の作り方|7ステップで解説


person holding white paper near black laptop computer


それでは、実際に台本を作るステップを順番に見ていきましょう。
初めての方でも迷わずに進められるよう、具体的に解説します。


ステップ1〜3:準備フェーズ


  1. ゴールを言語化する:「この動画を見た人に何をしてほしいか」を1文で書く

  2. 情報を洗い出す:伝えたいことを箇条書きで全部書き出す(量より質より、まず量)

  3. 情報を絞り込む:尺に収まる量に絞り、伝える順番を決める



✏️ ポイント

ポイント:情報の絞り込みが最も難しいステップです。「全部伝えたい」という気持ちをグッとこらえて、メッセージを1つか2つに絞ることが良い台本への近道です。


ステップ4〜5:執筆フェーズ


  1. 冒頭のつかみを書く:視聴者が「続きを見たい」と思う一文から始める

  2. 本文(本題)を書く:決めた構成に沿って、話し言葉で書いていく


話し言葉で書く際は、声に出しながら書くのがおすすめです。
「読むと自然だけど、しゃべるとぎこちない」文章は、台本には向いていません。


ステップ6〜7:仕上げフェーズ


  1. 音読して確認する:実際に読み上げて、秒数を計測する。尺をオーバーしていたら削る

  2. 第三者にチェックしてもらう:ターゲットに近い人に読んでもらい、伝わるか確認する


音読での確認は、必ず行ってください。
目で読むだけでは気づかない「詰まりやすい箇所」が、音読すると明確になります。



≫ 台本作りでよくある失敗例と対策


man sitting next to woman leaning on white table


台本作りで多くの担当者がつまずくポイントを、あらかじめ知っておきましょう。
失敗のパターンは共通しているため、対策も立てやすいでしょう。


失敗例①:情報を詰め込みすぎる


「せっかく動画を作るから、全部伝えたい」という気持ちは理解できます。
しかし2〜3分の動画に10個のメッセージを詰め込んでも、視聴者には何も残りません。
対策として、動画1本につきメインメッセージは1〜2つに絞ることを意識してください。
伝えたい内容が多いなら、動画を複数本に分けることも選択肢になります。


失敗例②:書き言葉で書いてしまう


「弊社は〇〇業界において10年以上の実績を有し〜」という表現は、文章としては正しくても、動画の台本としては硬すぎます。
視聴者の耳に届く言葉で書くことが大切です。


✏️ ポイント

「書いた文章を、友人に話しかけるように読んで違和感がないか?」を基準にすると良いでしょう。


失敗例③:行動喚起(CTA)がない


動画を見終わった視聴者が「で、次に何をすればいいの?」と迷うような台本は、機会損失を生みます。
「詳細はWebサイトへ」「お気軽にお問い合わせください」など、具体的な次のアクションを締めに必ず入れましょう。



≫ 台本作りを外注する場合の費用感と注意点


企業によっては、台本作りの段階からプロに依頼するケースも少なくありません。
費用感と外注時の注意点を整理しておきましょう。


台本作成の費用相場



依頼先

費用相場

特徴

フリーランス(動画ライター)

3万〜10万円

コストを抑えやすいが、品質のばらつきあり

動画制作会社(台本のみ)

5万〜20万円

映像制作の視点で台本を設計してもらえる

動画制作会社(企画〜制作一式)

30万〜100万円以上

台本・撮影・編集まで一貫対応。最も安心


台本だけを切り出して外注することも可能ですが、映像に落とし込む前提で台本を書けるかどうかが品質の差につながります。
映像制作会社に企画から依頼する場合は、台本作成も込みになることが多いでしょう。


外注時に渡すべき情報


外注する際に準備しておくと、やりとりがスムーズになる情報は以下の通りです。
  • 動画の目的とターゲット

  • 動画の長さ(尺)の希望

  • 参考にしたい動画のURL

  • 使用する媒体(YouTube・展示会・社内研修など)

  • 予算感・納期


これらを事前に整理しておくと、初回の打ち合わせから具体的な話が進みやすくなります。
納期については、台本の初稿完成まで約3〜7営業日が目安です(修正回数によって変動)。



≫ よくある質問


Q. 台本なしで動画を作ることはできますか?
A. 技術的には可能ですが、おすすめはしません。台本なしで進めると、撮影当日の混乱・撮り直し・編集工数の増加につながりやすいでしょう。特に出演者のいる動画では、事前に台本を共有して練習してもらうことが、仕上がりの質に大きく影響します。
Q. 台本の文字数はどれくらいが適切ですか?
A. 目安は1分間 ≒ 300〜350字です。2分の動画であれば600〜700字、3分なら900〜1,050字程度が基準になります。ただし話すスピードや演出(間・BGM・テロップ)によって変わるため、必ず音読して秒数を確認してください。
Q. 社員インタビュー動画にも台本は必要ですか?
A. 完全な台本は不要ですが、「質問リスト」と「回答の方向性」を整理したメモは用意しておくことをおすすめします。何も準備せずにカメラを向けると、緊張して話が散漫になりやすいでしょう。事前に話す内容のアウトラインを共有するだけで、インタビューの質が格段に上がります。
Q. 台本の修正は何回まで依頼できますか?
A. 外注先によって異なりますが、一般的には初稿提出後に2〜3回の修正対応を含む契約が多いです。修正回数が増えると追加費用が発生するケースもあるため、依頼前に確認しておきましょう。修正を最小限に抑えるためにも、依頼前に目的やターゲットをできる限り具体的に伝えることが大切です。



≫ まとめ


動画台本の作り方についてまとめると、以下のポイントが重要です。
  • 台本は「誰に・何を・どう伝えるか」を明確にしてから書き始める

  • 動画の尺を先に決め、1分 ≒ 300〜350字を目安に情報量を調整する

  • 構成は「つかみ→本題→締め(CTA)」の3部構成が基本

  • 話し言葉で書いて、必ず音読して確認する

  • メッセージは1〜2つに絞ることが伝わる動画への近道


台本は動画制作の設計図であり、ここに時間と労力をかけることが、最終的な動画の質を左右します。
初めての方ほど「うまく書けないかもしれない」と不安になるかもしれませんが、まずはこの記事のステップに沿って書いてみてください。
「台本の書き方は分かったけど、やっぱり自社だけでは不安…」という場合は、ぜひHeat株式会社にご相談ください。
採用動画・会社紹介動画・研修動画など、企画・台本作成から撮影・編集・納品まで一貫してサポートいたします。
東京を拠点に、全国どこでも対応可能です。
まずはお気軽にお問い合わせいただければと思います。



 
 
 

コメント


bottom of page