top of page

動画BGMの選び方完全ガイド|企業動画を成功に導く7つのポイント

  • 3月30日
  • 読了時間: 11分
「BGMをどれにすれば良いかわからない」「選んだ曲が動画の雰囲気に合わなかった」——そんな経験はないでしょうか。
企業動画の仕上がりを大きく左右するのが、BGMの選択です。映像の内容がどれだけ優れていても、BGMがズレていると視聴者の印象はがらりと変わってしまいます。採用動画・会社紹介動画・研修動画など、用途ごとに求められるBGMの雰囲気も異なるため、担当者の方が迷われるのも無理はありません。
この記事では、企業動画に使うBGMの選び方を7つのポイントに整理して解説します。著作権の基礎知識や費用相場、おすすめの入手方法まで網羅していますので、ぜひ最後までお読みください。


≫ この記事で分かること




≫ 動画BGMが重要な理由とは?


person holding video camera


映像と音楽が視聴者の感情を動かす


映像制作の現場では、「BGMは感情の設計図」と言われることがあります。同じ映像でも、明るいアップテンポの曲をつければ「活気ある職場」に見え、落ち着いたピアノ曲をつければ「誠実で安心感のある企業」に映ります。
BGMは視聴者の感情を誘導する力を持っています。採用動画であれば「ここで働きたい」という気持ちを引き出し、会社紹介動画であれば「信頼できる会社だ」という印象を与えることが目的になります。


✏️ ポイント

音楽心理学の研究によると、BGMのテンポや音調は視聴者の記憶定着率にも影響すると言われています。動画の内容を覚えてもらうためにも、BGM選びは軽視できません。


「なんとなく選ぶ」が招くミスマッチ


BGM選びでよくある失敗が、「なんとなく良さそうだから」という感覚だけで決めてしまうケースです。たとえば、採用動画に壮大なオーケストラ曲を使ったとしましょう。曲自体は素晴らしくても、応募者に「大企業すぎて入りにくそう」という印象を与えてしまう可能性があります。
動画の目的・ターゲット・メッセージを明確にしたうえで、それに合うBGMを選ぶことが重要です。



≫ BGM選びの基本:用途別に考える7つのポイント


Woman sitting on floor filming herself with camera.


ポイント1:動画の「目的」を最初に言語化する


BGMを選ぶ前に、「この動画は何のために作るのか」を言葉にしてみましょう。採用動画なら「求職者に応募意欲を持ってもらう」、会社紹介動画なら「取引先に信頼感を与える」といった具合です。
目的が明確になると、BGMに求める「感情の方向性」が自然と絞られます。目的のないBGM選びは、方向性のない撮影と同じようなものです。


ポイント2:ターゲットの年齢層・属性に合わせる


20代の転職希望者に向けた採用動画と、50代の経営者向け会社紹介動画では、響くBGMのジャンルが異なります。前者ならポップスやエレクトロニック系が馴染みやすく、後者にはクラシック系やジャズが親しみを持たれやすい傾向にあります。
ただし「なんとなくのイメージ」で決めるのは禁物です。実際に社内の対象年齢層のメンバーに聴いてもらい、フィードバックをもらうのが確実な方法でしょう。


ポイント3:映像のテンポとBGMのBPMを合わせる


BPM(Beats Per Minute)とは、1分間あたりの拍数を表す音楽の単位です。編集でカットを切り替えるタイミングとBGMのリズムが合っていると、映像全体に一体感が生まれます。
  • テンポの速い映像(BPM120以上):展示会動画・採用ブランディング動画など

  • テンポの遅い映像(BPM60〜90程度):研修動画・インタビュー動画など


映像編集の段階でBGMを当てながら、カットのリズムを調整することも現場ではよく行われています。


ポイント4:音量バランスはナレーション・セリフを優先する


BGMはあくまでも「背景音」です。ナレーションや登場人物のセリフがある場合、BGMの音量は声よりも必ず下げる必要があります。一般的には、BGMの音量をセリフの音量の30〜50%程度に抑えるのが基本とされています。
BGMが大きすぎると視聴者が内容を聞き取れず、動画の目的が達成できません。完成した動画はスマートフォンのスピーカーでも確認し、バランスを確かめることをおすすめします。


💬 現場の声

現場の声:「BGM音量のチェックは、必ずイヤホンなし・スマホスピーカーで聞き直しています。視聴者の多くがスマホで見るからこそ、その環境に近い確認が大切です。」(Heat 編集担当)


ポイント5:動画の長さとBGMの長さを合わせる


BGMの途中でブツッと切れる動画は、視聴者に違和感を与えます。動画の尺に合わせてBGMをフェードアウトするか、ループ素材を活用して自然な終わり方にしましょう。
多くの音楽素材サービスでは、フェードアウト済みの短縮バージョン(30秒・60秒・90秒など)を用意しています。動画の長さに合わせたバージョンを選ぶだけで、編集の手間が大幅に減ります。


ポイント6:業種・企業イメージとの一貫性を保つ


金融系や医療系の企業が賑やかなポップスをBGMに選ぶと、企業ブランドとのズレを感じさせることがあります。逆に、クリエイティブ系のスタートアップが重厚なクラシック曲を使うと、社風とのギャップが出やすくなります。
下の表を参考に、御社の業種・イメージに合ったBGMジャンルを検討してみてください。


業種・企業イメージ

おすすめBGMジャンル

雰囲気のキーワード

IT・テック系

エレクトロニック・コーポレートポップ

革新・スピード・未来

製造・インフラ系

オーケストラ・コーポレートロック

安定・信頼・力強さ

医療・福祉系

アコースティック・ピアノ

温かさ・安心・誠実

クリエイティブ系

インディポップ・ジャズ

自由・感性・個性

小売・サービス系

ポップス・軽快な打ち込み系

親しみやすさ・明るさ


ポイント7:動画の「クライマックス」にBGMの盛り上がりを合わせる


プロの動画編集者が特に意識しているのが、映像の感情的なピークとBGMの盛り上がりを一致させることです。たとえば採用動画の終盤で「仲間が増えることを心待ちにしています」というメッセージが出る場面に、BGMのサビが重なると感情的な訴求力が格段に上がります。
編集時にBGMの構成(イントロ・Aメロ・サビ・アウトロ)を把握したうえで、映像の構成と組み合わせることが重要です。



≫ 著作権に必ず注意!BGMの入手方法と費用相場


two blue wooden pedestals on stage with lights


無料BGMと有料BGMの違いを理解する


「フリーBGM」と検索すると多くの素材サイトがヒットしますが、「フリー」の意味は「無料(著作権あり)」と「著作権フリー(商用利用可)」の2種類があります。この違いを把握していないと、著作権侵害になるリスがあります。
企業動画に使うBGMは、商用利用が明示的に許可されているものを選びましょう。


⚠️ 注意点

注意点:YouTubeの「著作権フリー音楽」として公開されている素材でも、テレビ放映・展示会上映・社外配布などに利用する場合は別途ライセンスが必要な場合があります。必ず利用規約を確認してください。


主なBGM入手先と費用の目安



入手方法

費用の目安

特徴

無料素材サイト(商用可)

0円

手軽だが品質・種類にばらつきがある

サブスクリプション型サービス

月額3,000〜15,000円

豊富な楽曲数・商用利用可・ロイヤリティフリー

買い切り型ライセンス

1曲3,000〜30,000円

一度購入すれば永続利用可能

著作権管理楽曲(JASRAC等)

使用料別途申請・数千〜数万円

有名アーティストの楽曲使用時に必要

オリジナル楽曲制作

50,000〜300,000円以上

完全オリジナル・著作権は契約次第


動画のクオリティと予算のバランスを考えながら、入手方法を選ぶと良いでしょう。特に複数の動画を継続制作する場合は、サブスクリプション型サービスがコストパフォーマンスに優れています。


オリジナル楽曲制作はいつ検討すべきか


ブランドムービーや記念動画など、特別な動画には完全オリジナルのBGMが効果的な場合があります。オリジナル楽曲は「ほかのどの企業も使っていない音楽」として、ブランドの独自性を高めます。
費用の目安は50,000〜300,000円以上と幅があり、作曲の方向性や編成(ピアノ1本〜フルオーケストラ)によって大きく変わります。制作期間は2〜4週間程度が一般的です。予算と重要度を考慮したうえで検討してみてください。



≫ 動画の種類別・BGMの選び方


black and white music stand


採用動画のBGM選び


採用動画の目的は、求職者に「ここで働きたい」と感じてもらうことです。BGMにはポジティブで親しみやすい雰囲気が求められます。
  • 若手採用向け:明るいポップスや爽やかなアコースティックギター系

  • 中途・管理職採用向け:落ち着いたジャズやシンプルなピアノ系

  • スタートアップ採用向け:テンポの速いエレクトロニック系


インタビューパートでは音量を絞り、語り手の言葉がしっかり伝わるよう配慮することが大切です。


会社紹介動画のBGM選び


会社紹介動画では、「信頼感」と「企業の個性」を両立させるBGMが求められます。過度に派手な曲は逆効果になることもあるため、落ち着きと適度な力強さを持つ曲が安定した選択です。
企業のコーポレートカラーや採用しているビジュアルのトンマナとも合わせることで、ブランドイメージの統一感が生まれます。


研修動画のBGM選び


研修動画は長時間視聴されることが多いため、聴き疲れしないBGMが最優先条件です。主張が強すぎず、単調すぎず、あくまでも学習内容の邪魔をしない曲を選ぶと良いでしょう。
テンポはゆったりめ(BPM70〜90前後)のBGMが適しており、歌詞のないインストゥルメンタル曲が基本です。BGMを入れないシーンを設けることも、集中力の維持に有効な場合があります。



≫ BGM選びで失敗しないための確認チェックリスト


black Sony camera near wall


選定前に確認すべき3項目


BGMを選ぶ前に、以下の3点を確認しておきましょう。
  1. 動画の目的とターゲットは明文化されているか

  2. 動画の尺(秒数)は確定しているか

  3. ナレーション・セリフ・テロップの有無は決まっているか


これら3点が曖昧なまま選んでしまうと、後工程で差し替えが発生し、工数が増えてしまいます。


選定後に確認すべき4項目


BGMを選んだ後は、以下の4点を確認してください。
  1. 商用利用が明示的に許可されているか(利用規約の確認)

  2. BGMの音量がナレーション・セリフを圧迫していないか

  3. 動画の冒頭・終盤でBGMが自然にフェードイン・フェードアウトしているか

  4. スマートフォンスピーカーで聴いたときに違和感がないか



✏️ ポイント

チェックリストを活用することで、「納品直前にBGMが差し替えになった」というよくある失敗を防ぐことができます。特に著作権の確認は最重要項目です。必ず事前に行いましょう。




≫ よくある質問


Q1. フリーBGMサイトで選んだ曲を企業動画に使っても問題ありませんか?


サイトによって異なりますが、「商用利用可」と明記されているフリーBGMは基本的に企業動画にも使用できます。ただし、YouTubeやSNSへの投稿・展示会上映・テレビ放映など、使用シーンによって追加ライセンスが必要な場合があります。必ず各サービスの利用規約を確認することをおすすめします。


Q2. BGMを後から変更することはできますか?


編集データ(プロジェクトファイル)が残っている場合は、後からBGMを差し替えることが可能です。ただし、差し替えによって映像のカットタイミングや音量バランスの調整が必要になるため、追加の編集工数が発生します。制作会社に依頼する場合は、差し替えの費用感(目安:5,000〜30,000円前後)を事前に確認しておくと安心です。


Q3. オリジナル楽曲と既存の素材楽曲、どちらがおすすめですか?


一般的な企業動画であれば、品質の高い素材楽曲(ロイヤリティフリー音源)で十分な仕上がりになります。一方、ブランドムービーや周年記念動画など、強いオリジナリティを持たせたい動画にはオリジナル楽曲が効果的です。予算と動画の重要度を考慮して決めると良いでしょう。


Q4. BGM選びはいつのタイミングで行えばよいですか?


理想的には、編集作業に入る前(絵コンテや構成が固まった段階)でBGMの方向性を決めておくことをおすすめします。BGMのリズムやテンポが決まると、カット編集のペースも組みやすくなります。撮影後に映像を確認しながら選ぶ方法も有効ですが、方向性だけは企画段階から意識しておくと後工程がスムーズです。



≫ まとめ


動画BGMの選び方についてまとめると、以下の7つのポイントが重要です。
  1. 動画の「目的」を最初に言語化する

  2. ターゲットの年齢層・属性に合わせる

  3. 映像のテンポとBGMのBPMを合わせる

  4. 音量はナレーション・セリフを優先する

  5. 動画の尺とBGMの長さを合わせる

  6. 業種・企業イメージとの一貫性を保つ

  7. 動画のクライマックスとBGMの盛り上がりを合わせる


BGMは映像の印象を根本から変える力を持っています。「なんとなく選ぶ」のではなく、目的・ターゲット・企業イメージを軸に選ぶことで、視聴者の感情を動かす動画に仕上がるでしょう。
また、著作権の確認も忘れずに行ってください。商用利用の可否・使用シーンの制限を必ず確認することが、トラブルを防ぐうえで欠かせません。
「BGM選びも含めてプロに任せたい」「企業動画の制作をどこから相談すればよいかわからない」とお感じの方は、ぜひHeat株式会社にご相談ください。企画・撮影・編集・BGM選定まで、一貫してサポートいたします。



 
 
 

コメント


bottom of page