ホームページ制作チェックリスト完全版|失敗しない32項目
- 14 時間前
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「ホームページをリニューアルしたのに、問い合わせが全然来ない……」「公開してから誤字やリンク切れを発見して焦った」——そんな経験をされた方は、少なくないのではないでしょうか。
ホームページ制作は、公開がゴールではありません。目的の達成・ユーザー体験の向上・SEO対策と、確認すべき項目は多岐にわたります。しかし、何をどの順番でチェックすればいいか分からず、場当たり的に進めてしまうケースも多いでしょう。
この記事では、中小企業のマーケティング担当者がホームページ制作チェックリストとして今すぐ活用できる32項目を、工程別に体系的に解説します。制作の全工程を網羅しているので、初めてホームページを作る方にも、リニューアルを検討中の方にも役立つ内容です。

≫ この記事で分かること |
≫ ホームページ制作がビジネスに与える影響 |
→ ホームページは「24時間動く営業担当」
ホームページは、御社のビジネスを24時間365日、全国に向けて発信し続けるメディアです。営業担当者が寝ている深夜でも、見込み客は御社のサービスページを読んでいる可能性があります。
逆に言えば、ホームページの質がそのまま「第一印象」になるということです。デザインが古かったり、情報が少なかったりすると、それだけで離脱されてしまいます。
💬 現場の声 |
現場の声:「名刺交換後に必ずホームページを調べる」という担当者は非常に多く、ホームページが信頼性の判断材料になっているのは事実です。 |
→ 目的を明確にしないと制作が迷走する
「なんとなくきれいなサイトを作りたい」という状態で制作を進めると、完成後に「思ったのと違う」という結果になりがちです。
ホームページ制作で最初に問うべきは、「このサイトで何を達成したいか」という点です。問い合わせ獲得なのか、採用強化なのか、ブランド認知なのかによって、構成もデザインも変わってきます。目的の明確化こそ、チェックリストの出発点といえるでしょう。

≫ チェックリストが必要な理由 |
→ 「なんとなく」で進めると後戻りのコストが膨らむ
ホームページ制作の工程は、大きく分けると「企画→設計→デザイン→コーディング→テスト→公開→運用」の7ステップです。各工程で確認漏れがあると、後の工程で修正が発生し、追加費用や納期の延長につながります。
たとえばデザインが完成した後に「ターゲット層が違った」と気づいた場合、デザインを一から作り直す必要が出てきます。修正コストは工程が進むほど倍増していく傾向があります。
→ チェックリストは「認識ズレ」を防ぐ
制作会社・社内担当者・決裁者の三者が関わる場合、認識のズレが生まれやすくなります。チェックリストを共有しておくことで、「どこまで決まっているか」が一目で分かり、コミュニケーションコストを削減できます。
≫ チェックリストに含めるべき5つのカテゴリー |
→ カテゴリー① 企画・目的設定
制作の土台となる部分です。ここが曖昧なまま進むと、後の工程すべてに影響します。
[ ] サイトの目的(問い合わせ獲得・採用・EC販売など)を明文化した
[ ] ターゲットユーザーのペルソナを設定した
[ ] 競合サイトを3〜5社リサーチした
[ ] 必要なページ(トップ・サービス・会社概要・問い合わせなど)を洗い出した
[ ] 公開目標日と制作スケジュールを決めた
✏️ ポイント |
ペルソナとは、サイトを利用する典型的なユーザー像のこと。年齢・職種・課題・行動パターンなどを具体的に設定します。 |
→ カテゴリー② デザイン・UI/UX
ユーザーが「使いやすい」と感じるかどうかを左右する項目です。
[ ] ブランドカラー・フォントのルールを定めた
[ ] スマートフォン表示(レスポンシブ対応)を確認した
[ ] ボタンやリンクのクリック領域が適切なサイズになっている
[ ] フォームの入力項目は最小限に絞られている
[ ] 画像はWebP形式など軽量フォーマットで用意した
スマートフォンからのアクセスは、多くのBtoBサイトでも全体の40〜60%を占めています。PCデザインだけで考えていると、スマホユーザーに不親切なサイトになりかねません。
→ カテゴリー③ コンテンツ・テキスト
SEOにも直結する、コンテンツの品質に関わる項目です。
[ ] 各ページに狙うキーワードを1〜2個設定した
[ ] タイトルタグ・メタディスクリプションをすべてのページに設定した
[ ] 見出し構造(H1→H2→H3)が正しく設定されている
[ ] 誤字・脱字チェックを第三者が実施した
[ ] 掲載する写真・動画の著作権・肖像権を確認した
✏️ ポイント |
SEOで重要なのは「キーワードを詰め込む」ことではなく、「ユーザーの疑問に誠実に答えるコンテンツを作る」ことです。 |
→ カテゴリー④ 技術・セキュリティ
公開後のトラブルを防ぐための技術的な確認項目です。
[ ] SSL証明書(https)が設定されている
[ ] ページの表示速度を計測した(Google PageSpeed Insights推奨スコア:90以上)
[ ] Google AnalyticsやSearch Consoleを設定した
[ ] サイトマップ(XML)を作成してSearch Consoleに送信した
[ ] 404ページ(エラーページ)のデザインを設定した
→ カテゴリー⑤ 公開前・公開後の確認
最終チェックとして欠かせない項目です。
[ ] すべてのリンクが正しく機能している
[ ] お問い合わせフォームから実際にテスト送信した
[ ] プライバシーポリシー・特定商取引法の表記がある
[ ] OGP設定(SNSシェア時の表示)を確認した
[ ] 公開後1週間のアクセスデータを確認するスケジュールを立てた

≫ 実際のチェックリスト例(全32項目) |
以下の表で、全32項目を工程別に整理しました。制作の進捗管理にそのままご活用ください。
カテゴリー | チェック項目 | 担当 | 完了 |
企画・目的 | サイトの目的を明文化 | 担当者 | □ |
企画・目的 | ペルソナ設定 | 担当者 | □ |
企画・目的 | 競合リサーチ(3〜5社) | 担当者 | □ |
企画・目的 | 必要ページの洗い出し | 担当者 | □ |
企画・目的 | スケジュール策定 | 担当者 | □ |
企画・目的 | 予算の確定 | 担当者 | □ |
デザイン | ブランドカラー・フォント定義 | デザイナー | □ |
デザイン | レスポンシブ対応確認 | デザイナー | □ |
デザイン | ボタンサイズの確認 | デザイナー | □ |
デザイン | フォーム項目の最小化 | 担当者 | □ |
デザイン | 画像の軽量化 | デザイナー | □ |
デザイン | アクセシビリティ確認 | デザイナー | □ |
コンテンツ | キーワード設定(各ページ) | 担当者 | □ |
コンテンツ | タイトルタグ設定 | 担当者 | □ |
コンテンツ | メタディスクリプション設定 | 担当者 | □ |
コンテンツ | 見出し構造の確認 | 担当者 | □ |
コンテンツ | 誤字・脱字チェック | 第三者 | □ |
コンテンツ | 著作権・肖像権の確認 | 担当者 | □ |
コンテンツ | CTAの設置確認 | 担当者 | □ |
技術 | SSL設定(https) | エンジニア | □ |
技術 | 表示速度計測 | エンジニア | □ |
技術 | Google Analytics設定 | エンジニア | □ |
技術 | Search Console設定 | エンジニア | □ |
技術 | XMLサイトマップ送信 | エンジニア | □ |
技術 | 404ページ設定 | エンジニア | □ |
技術 | バックアップ体制の確認 | エンジニア | □ |
公開前 | リンク切れチェック | 担当者 | □ |
公開前 | フォームのテスト送信 | 担当者 | □ |
公開前 | プライバシーポリシー掲載 | 担当者 | □ |
公開前 | 特定商取引法の表記 | 担当者 | □ |
公開前 | OGP設定の確認 | エンジニア | □ |
公開後 | 1週間後のアクセス確認 | 担当者 | □ |

≫ チェックリストを活用したホームページ改善の進め方 |
→ Step1:現状の課題を数値で把握する
チェックリストは制作時だけでなく、既存サイトの改善にも使えます。まず「どの項目が未完了か」を棚卸しすることから始めましょう。
Google AnalyticsやSearch Consoleで現状を数値化します。具体的には以下の指標を確認してください。
直帰率(70%以上はコンテンツかデザインの改善が必要なサイン)
平均セッション時間(1分30秒以下は内容の見直しを検討)
問い合わせ数・コンバージョン率(1〜3%が一般的な目安)
→ Step2:優先度をつけて改善する
すべての項目を一度に改善しようとすると、リソースが分散して成果が出にくくなります。改善には優先度をつけることが重要です。
優先度は「効果の大きさ×改善の容易さ」で判断するのがおすすめです。たとえば「メタディスクリプションが未設定」は修正が容易でSEO効果が高いため、優先度は高めに設定できます。
→ Step3:PDCAサイクルで継続的に改善する
ホームページは「公開したら終わり」ではありません。3〜6ヶ月ごとにチェックリストを使って見直す習慣をつけましょう。
Googleのアルゴリズムは年間数百回更新されています。定期的なコンテンツの更新やSEO対策の見直しが、長期的なアクセス増加につながります。
✏️ ポイント |
改善のサイクル目安:月1回のアクセスデータ確認 → 3ヶ月ごとのコンテンツ更新 → 6ヶ月ごとのデザイン・構成の見直し |

≫ ホームページ制作の費用相場 |
制作を外注する場合、費用感も事前に把握しておくことが重要です。規模や目的によって大きく異なります。
種別 | 費用相場 | 制作期間 | 特徴 |
テンプレート活用(5〜10ページ) | 30〜80万円 | 1〜2ヶ月 | コスト低め、デザインの自由度は低い |
フルスクラッチ(10〜30ページ) | 80〜300万円 | 2〜4ヶ月 | 自由度が高い、SEO対策を組み込みやすい |
大規模サイト(30ページ以上) | 300万円〜 | 4〜6ヶ月以上 | EC・会員機能・CMS連携など複雑な案件向け |
ランディングページ(1ページ) | 20〜60万円 | 2〜4週間 | キャンペーンや単一サービスに最適 |
費用は「ページ数」「デザインの複雑さ」「機能の実装」「写真・動画の用意」によって変動します。見積もりを依頼する際は、必ずチェックリストの内容をもとに要件を整理してから相談すると、ズレが生じにくくなります。
≫ よくある質問 |
Q1. 制作会社に依頼する際、チェックリストは共有すべきですか?
はい、ぜひ共有することをおすすめします。チェックリストをもとに「何が含まれていて、何が含まれていないか」を明確にすることで、見積もりの精度が上がり、後からの追加費用を防ぎやすくなります。特に「SEO対策は含まれるか」「アクセス解析の設定は誰が行うか」などの項目は、事前確認が重要です。
Q2. SEO対策はいつから意識すればいいですか?
制作が始まる前の企画・設計フェーズから意識することが理想です。後からSEO対策を追加しようとすると、サイト構造やURLの変更が必要になることがあり、コストがかさみます。キーワード選定・ページ構成・見出し設計は、コーディング前に決めておきましょう。
Q3. スマートフォン対応(レスポンシブ)は必須ですか?
現在は必須と考えてください。Googleはモバイルファーストインデックスを採用しており、スマートフォンでの表示品質がSEO評価に直結します。特に2024年以降は、スマートフォン非対応のサイトは検索順位に悪影響が出るリスクが高まっています。
Q4. 自社でチェックリストを使う場合、どこから手をつければいいですか?
まず「企画・目的設定」のカテゴリーから始めましょう。目的が明確でないまま進めると、後の工程で方向性がブレやすくなります。現状サイトの改善であれば、Google AnalyticsとSearch Consoleのデータを確認してから、課題の大きい項目を特定するのが効率的です。
≫ まとめ |
ホームページ制作チェックリストについてまとめると、以下のポイントが重要です。
目的の明確化が制作の成否を左右する
チェックリストは「企画→デザイン→コンテンツ→技術→公開」の5カテゴリーで整理する
全32項目を工程ごとに担当者と共有し、認識ズレを防ぐ
費用相場は30〜300万円以上と幅広く、要件整理が正確な見積もりにつながる
公開後も3〜6ヶ月ごとにチェックリストを使って継続改善する




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